両ガカリ定石後の打ち方

2024/04/13

07.定石あれこれ

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こんにちは。こんばんは。

ご訪問いただきありがとうございます。

管理人の柿門です。(。・(エ)・。)ノ

今回は、「両ガカリ定石後の打ち方」をご紹介いたします。


両ガカリ定石より

テーマ図:白8まで

棋譜解説図(数字、記号入り)
棋譜再生

テーマ図:白8まで

星への両ガカリ定石のひとつです。

今では、白6は、ほとんど見ることはなくなりましたので、旧定石と言った方がよいかもしれません。

黒地が大きいのがその理由であります。

しかし、置き碁の白ではまだまだ、打たれることはあるかと思います。

ところで、今回は、この定石の紹介ではありません。

この定石後の白の打ち方のご紹介です。


自然なアテ

失敗図:黒10まで

棋譜解説図(数字、記号入り)
棋譜再生

失敗図:黒10まで

将来的な白からの後続手段の考察が今回のテーマであります。

極めて自然な白9のアテは、絶対のキキで黒10と取る一手となります。

ここで、先手を取った白は、他の大場にまわるわけですが、これでは黒に大きな後続手段が残ってしまいます。


先手のハネツギ

失敗図:白18まで

棋譜解説図(数字、記号入り)
棋譜再生

失敗図:白18まで

黒11からの先手のハネツギが、とても大きなヨセとして残ってしまいます。


白は後手となる

失敗図:白11まで

棋譜解説図(数字、記号入り)
棋譜再生

失敗図:白11まで

先ほどの二線のハネツギのヨセを避けるには、白11のアテが必要となります。

しかし、黒はここをツグことはありませんので、白の後手となります。

やはり、後手はひきたくありません。


二目にして捨てよ

正解図:白9まで

棋譜解説図(数字、記号入り)
棋譜再生

正解図:白9まで

「二目にして捨てよ」

いつもの大切な格言です。


きれいなシメツケ

白の大正解図:黒14まで

棋譜解説図(数字、記号入り)
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正解図:黒14まで

二目にして捨てる効果は絶大です。

あまりにもきれいに、先手でシメツケを決められました。

これは白大成功といえます。

そして黒の失敗です。

抵抗する黒にも手筋がありますので、次にご紹介いたします。


コスミが形

正解図:黒10まで

棋譜解説図(数字、記号入り)
棋譜再生

正解図:黒10まで

黒10のコスミがキメツケを避ける好手です。

このコスミの手筋は、実戦でもよく現れますので初見の方はここでしっかりと覚えて帰ってください。


ケイマが石の形

正解図:黒12まで

棋譜解説図(数字、記号入り)
棋譜再生

正解図:黒12まで

黒10のコスミに対しては、白11のケイマがまたまた好手です。

黒12と戻るほかなく、白は先手を取って、他の大場にまわれます。

この図を黒白お互いの正解図といたします。


後手の参考図

参考図:白15まで

棋譜解説図(数字、記号入り)
棋譜再生

参考図:白15まで

白11の鼻ツケは手筋ではあります。

白15までの外勢は雄大です。

(図が13路盤なので特に見えますが、説明文は19路盤を想定しています)

しかし、白は後手をひいています。

後手でも、この外勢がよくなる局面があることもありますが、ここでは先手を取れなかったということで、場合の手としてご紹介にいたします。


  • 総譜は、こちらより、つぶや棋譜2 Viewerで、ご確認ください。
  • 手順は、図の左下にある青文字の「棋譜再生」でご覧いただけます。
  • つぶや棋譜2 Viewer左上にある「自動再生」にチェックで再生致します。
  • つぶや棋譜2 Viewer碁盤の下にある「NUM」で手順が表示されます。

  • 最後までご覧いただき、ありがとうございました。
    よろしかったら、ご感想などをコメントでお聞かせください。



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