両ガカリ定石より
テーマ図:白8まで
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テーマ図:白8まで
星への両ガカリ定石のひとつです。
今では、白6は、ほとんど見ることはなくなりましたので、旧定石と言った方がよいかもしれません。
黒地が大きいのがその理由であります。
しかし、置き碁の白ではまだまだ、打たれることはあるかと思います。
ところで、今回は、この定石の紹介ではありません。
この定石後の白の打ち方のご紹介です。
自然なアテ
将来的な白からの後続手段の考察が今回のテーマであります。
極めて自然な白9のアテは、絶対のキキで黒10と取る一手となります。
ここで、先手を取った白は、他の大場にまわるわけですが、これでは黒に大きな後続手段が残ってしまいます。
先手のハネツギ
黒11からの先手のハネツギが、とても大きなヨセとして残ってしまいます。
白は後手となる
先ほどの二線のハネツギのヨセを避けるには、白11のアテが必要となります。
しかし、黒はここをツグことはありませんので、白の後手となります。
やはり、後手はひきたくありません。
二目にして捨てよ
「二目にして捨てよ」
いつもの大切な格言です。
きれいなシメツケ
二目にして捨てる効果は絶大です。
あまりにもきれいに、先手でシメツケを決められました。
これは白大成功といえます。
そして黒の失敗です。
抵抗する黒にも手筋がありますので、次にご紹介いたします。
コスミが形
黒10のコスミがキメツケを避ける好手です。
このコスミの手筋は、実戦でもよく現れますので初見の方はここでしっかりと覚えて帰ってください。
ケイマが石の形
黒10のコスミに対しては、白11のケイマがまたまた好手です。
黒12と戻るほかなく、白は先手を取って、他の大場にまわれます。
この図を黒白お互いの正解図といたします。
後手の参考図
白11の鼻ツケは手筋ではあります。
白15までの外勢は雄大です。
(図が13路盤なので特に見えますが、説明文は19路盤を想定しています)
しかし、白は後手をひいています。
後手でも、この外勢がよくなる局面があることもありますが、ここでは先手を取れなかったということで、場合の手としてご紹介にいたします。
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大切に読ませていただきます。