有名なハメ手
テーマ図:黒1まで
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テーマ図:黒1まで
黒1の星に白2の三々入り。
黒3のオサえに白4ノビ、黒5のオサえに白6のハネと、ここまではいたって普通の進行です。
ここで、黒7のキリが昔からある有名なハメ手です。
初見の方のほとんどの方が、はまるとされていた有名なハメ手です。
素直なカミトリ
黒1のキリコミに条件反射で、白2とカミ取る方が多いかと思われます。
これがハマリとされていました。
ハマリと評価されていた図
黒5まで下辺と左辺ををしっかりと止めた黒の外勢の方が、隅に縮こまった白数目の地より、圧倒的に勝り、黒大優勢と昔は評価されていました。
しかし、AI登場後に、この評価が変わることとなりました。
現代の評価
進行図:白6まで
進行図:白6まで
白は先手を取って大場にまわることができます。
AIは、部分的な優劣より先手をとることを優先してるように思えます。
部分的に少々不利であっても、先手で大きなところにまわることができれば、それで、部分的な不利は解消できるよね。という考え方だと思われます。
また、白にはA、Bのノゾキの効きがあり、この黒の外勢は、見た目ほど働かないのではないかとされているようで、それほど白が悪くないというのが、現代の評価のようです、
よって、もし、お相手に、このハメ手を喰らうことがあっても、すなおにカミ取ってよいかと思います。
シチョウ有利な場合
白がシチョウ有利な場合ですが、ハメ手破りが上図の白2の引き出しから、白6と手数を伸ばし、白8、10のキリから、白16です。
シチョウに仕留めることができます。
黒の対応策
黒の対応図:白14まで
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黒の対応図:白14まで
前図のように、黒もシチョウに取られるわけにはいけませんので、黒7と変化します。
白8、黒9に対して、白は10とこちらの4子を守るのが好手順です。
黒11と切られ、黒13と白2子は取られますが、白14と大場にまわり満足します。
シチョウの不利な場合
黒5と黒が戦いを起こすことは容易に考えられます。
白も堂々と白6と立ち戦います。
この戦いには、力とヨミが必要となりますので、あらかじめ、研究してからでないと使うのは難しいかもしれません。
私と同じく、そのように感じる方は、分かりやすい昔のハマリの図を採用してよいかと思います。現代の解釈では決してハマリではありませんからね。
ただ、逆にいうと黒シチョウ有利であれば、黒1のハメ手のキリは、アマチュアでは十分に戦法として通用するのではないかと考えました。
機会があれば、使ってみようと思います。
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コメントありがとうございます。
大切に読ませていただきます。