絶芸先生は、日々、野狐囲碁で指導対局を行っております。
絶芸先生との手合は2子局のみとなっているようです。他のAIは3子局から9子局とAIの種類によって手合が違うようですが、詳細はわかりません。
AIに2子局で勝負になる人間は、ほとんどいませんので、絶芸先生の勝率はどえらいものとなっております。
しかし、いくら絶芸先生が強いといっても、囲碁は一手一手交互に打つわけですから、2子局のハンデはそうそう、無くなるものではありません。2子局のハンデを野狐9段相手に、絶芸先生がどのように縮めていくのかを勉強したいと思いました。
絶芸先生の対局棋譜は、私たちにとって、とても勉強になる今までにない教材だと思っております。白:絶芸、黒:野狐9段氏
白3は右上隅の星へのカカリでした。
白9は左下隅へのカケを優先させました。
普通は、左下、右上の両ガカリだと思いますが、白11まで右下白の強化を優先させました。
この打法はインプットしておきましょう。
三々に入らない絶芸先生
黒14の一間バサミに対しては、三々に入らず素直に一間トビでした。
絶芸先生は、この局では星への三々入りを見せることはありませんでした。
現代はダイレクト三々が全盛を誇っていますが、普通にかかっても問題ナッシングのようです。
白17のカタツキから白の全軍が連携しているような錯覚を覚えます。
黒は3隅をがっちりと確保し、もちろん悪い手はなく、序盤からのリードを保っております。
絶妙!白39!
黒24は、白模様を削減する狙いですが、やきもちだと思います。
普通に上辺に構えて十分だと思います。
白29、白31、白33と強化し、白39の一撃が絶妙な一手でした。
この白39は、人間には打てないように思えます。
ここまでのAIの一手(無料のAIソフト)の評価は、黒が約6目のリードとなっており、差が縮まっております。
自然に打って射程圏内へ
実戦図:白63まで
棋譜再生
実戦図:白63まで
黒44のノゾキに白45もカッコイイです。手順に50と繋ぎます。
白52からずんずんと進んでいきます。
黒62では左辺に構えても良かったと思います。
白63となって、AIの一手(無料のAI)の評価値は、黒が約2目のリードとなっております。
すでに射程圏内に入りました。
絶芸先生のツケ
野狐9段氏も相当な実力者のようで、大きな悪手はないのですが、すでに形勢不明となっております。
絶芸先生は、白79とこんなところにツケました。
ただの様子見でしょうか?
ここで対応を間違えると勝負がつきそうです。
黒地の中で4目の地
後手とはいえ、黒地のなかで4目の地を持ちました。
絶芸先生は強いですね。
この碁は139手まで打たれ、白番の絶芸先生の中押し勝ちとなっております。
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コメントありがとうございます。
大切に読ませていただきます。