そんな野狐9段に4つ置かせて、ボコボコにするのが、現在のAIの実力です。
野狐囲碁には、絶芸以外にも、いろいろな種類のAIが対局しています。
私は、野狐囲碁に詳しくはないので、詳細は知りませんが、それぞれのAIに実戦を経験させて、研究データの収集をしているのではないかと思っています。
このAIは、4子局と5子局の対局をしていた面白いAIでしたので、ご紹介いたします。ちなみに絶芸は2子局のみです。
いくらAIが強いといっても、一手一手交互に打つわけですから、置碁のハンデはそうそう、無くなるものではありません。
野狐9段相手にそれをどう縮めていくのか、AIの置き碁対局は、とても勉強になる教材だと思っております。
四子局、白:AI、黒:野狐9段氏
実戦図:黒10まで
棋譜再生
実戦図:黒10まで
このAI先生は、白1小ゲイマカカリ、白3は三々入りと決め打ちをしていました。
AIにもいろいろあって、面白いです。
三々入り定石は、現代囲碁では必須の定石となっておりますので、左上隅の基本定石、白9までは、絶対にマスターしましょう。
大上段の黒16
黒10コスミツケから黒12のハサミは、昔からある攻めの基本パターンです。
この白二子を攻めながら、自然と黒地を増やすのが置碁の黒の理想形です。
AI先生は白13とハサミ返し、そして、白15の一間トビ!
「なめとんのか!」と黒16のボウシです。
人間的には、この黒16を許すことは考えられないと思うのですが・・・
武闘派のAI先生
白二子を捨てるのかと思いきや、いきなり白17から動き始めました。
そして、あれよあれよという間にコウになってしまいました。
黒50では、ぶち込むそばコウがあり、また、白にはこれと言ったコウ材がなかったので、コウを争っても良かったかもしれません。
とりあえず、右上隅の黒9子は、あっけなく取られてしまいました。
このAI先生は、武闘派のようです。
星への外ツケ
白55のキリから乱戦に持ちこもうとしています。
白77は好手です。上辺黒一団が急に心細くなってきました。
正直言って、「これ、四子局だったけ?」といいたくなるような局面です。
しかし、まだ、黒が優勢な事には変わりありません。
白81を気持ちよく効かして、白83!
この星への外ツケは見たことはありませんが、上部の白の厚みを背景にしているので、納得させられます。
多用するキリチガエ
実戦図:白103まで
実戦図:白103まで
黒84下ハネに武闘派AI先生は、白85と切り違えます。
黒90に手抜いて、白91を効かして、白93に戻ります。
この辺の呼吸は、私にはさっぱりです。
白96まで効かして、断点は気にせずに、白97から白99と、黒の大石を狙います。
そして、白102、104のキリチガエです。
武闘派AI先生は、キリチガイを多用しますね。
この碁は207手まで打たれ、白番のAI先生の中押し勝ちとなっております。
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コメントありがとうございます。
大切に読ませていただきます。