パンダネットの大きな特徴

2023/06/01

03.ネット碁

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対局のルールにおいて、パンダネットと他ネット碁(幽玄の間、東洋囲碁、野狐囲碁)とは、大きな違いが2つあります。その違いのご説明をいたします。


手合割について

パンダネットの段級位は、0.5刻みであります。

2級★→1級→1級★→初段→初段★→二段となっております。

団級位に応じて、手合割も0.5刻みとなっております。

段級位差  手合割

0    黒番6目半コミ出し

0.5    下手半目コミ出し

1    上手5目半コミ出し

1.5    置石2子、下手半目コミ出し

2    置石2子、上手5目半コミ出し

2.5    置石3子、下手半目コミ出し

1級氏vs初段氏の手合割は、段級位差が1であるので、初段氏が5.5目コミ出し(逆コミ)となります。

1級氏vs二段氏の手合割は、段級位差が2であるので、二子局の二段氏が5.5目コミ出し(逆コミ)となります。

0.5刻みの段級位差に応じて、「互先:黒番6.5目コミ出し」→「先:黒番0.5目コミ出し」→「白番5.5目コミ出し(逆コミ)」→「2子局」と手合割が変わります。

この上手5.5目コミ出し(逆コミ)が曲者なのであります。互先の白番であれば、6.5目のコミをもらっているので、盤面で6目負けていても半目勝ちとなりますが、逆込み5.5目では、盤面で6目勝って、やっと半目勝ちとなります。

ネット碁では、対局相手のことをあまり意識しません。(日本人なのか外人なのかなど)同じように手合割も意識せずに打つことがあり、終局になって「あっ!逆込みだった!」ってことがよくあります。いっそのこと二子局の方が最初から置石を意識するので、私としては打ちやすく思います。これは、私だけの感覚かもしれませんが・・・


持ち時間について

パンダネットの公式によると

パンダネットの対局中の持ち時間ルールは大きく分けて「パンダネット方式」「秒読み方式」「打ち切り方式」の3種類がございます。

とありますが、通常レーティング対局では、ほぼ100%の方がパンダネット方式を採用しております。

パンダネット方式:通常レーティング対局:持ち時間1分、秒読み25手10分

最初に持ち時間が1分あり、それを使い切りますと、10分以内に25手着手しなければなりません。10分以内に25手を打てなければ、時間切れ負けとなります。

25手を打ち終わりますとまた次の10分をもらえます。そして、また、10分以内に25手を着手することとなります。

最初の持ち時間1分にはあまり意味はありませんが、月例大会のルールは、持ち時間10分の25手15分以内となっております。

他ネット碁では、持ち時間が切れると一手30秒、考慮時間3回まで等の秒読み方式ルールが一般的かと思います。

25手10分は、単純計算だと一手24秒となりますが、パンダネット方式は、勝負所で時間を集中して使えますので、秒読み方式より時間に余裕があるように思えます。これも私だけの感覚かもしれませんが・・・


以上、「手合割」と「持ち時間」の2つが パンダネットでの対局の大きな特徴となります。

最後までご覧いただきありがとうございました。




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囲碁とは黒と白が交互に打って、自分の陣地の大きさを競うゲームであります。碁盤の目は361あり、黒白交互に打つと10の360乗ものパターンがあり、無限の世界と言われております。また、囲碁は、礼節を重んじ、礼に始まり礼に終わる競技でもあります。私はネット碁を楽しんでおりますが、ネット碁のおかげで囲碁は世界中に広まり、世界中で楽しまれるようになりました。囲碁に国境はありません。そんな囲碁の魅力や楽しさを少しでも伝えることができればと考えております。

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