対局のルールにおいて、パンダネットと他ネット碁(幽玄の間、東洋囲碁、野狐囲碁)とは、大きな違いが2つあります。その違いのご説明をいたします。
手合割について
パンダネットの段級位は、0.5刻みであります。
2級★→1級→1級★→初段→初段★→二段となっております。
団級位に応じて、手合割も0.5刻みとなっております。
段級位差 手合割
0 黒番6目半コミ出し
0.5 下手半目コミ出し
1 上手5目半コミ出し
1.5 置石2子、下手半目コミ出し
2 置石2子、上手5目半コミ出し
2.5 置石3子、下手半目コミ出し
1級氏vs初段氏の手合割は、段級位差が1であるので、初段氏が5.5目コミ出し(逆コミ)となります。
1級氏vs二段氏の手合割は、段級位差が2であるので、二子局の二段氏が5.5目コミ出し(逆コミ)となります。
0.5刻みの段級位差に応じて、「互先:黒番6.5目コミ出し」→「先:黒番0.5目コミ出し」→「白番5.5目コミ出し(逆コミ)」→「2子局」と手合割が変わります。
この上手5.5目コミ出し(逆コミ)が曲者なのであります。互先の白番であれば、6.5目のコミをもらっているので、盤面で6目負けていても半目勝ちとなりますが、逆込み5.5目では、盤面で6目勝って、やっと半目勝ちとなります。
ネット碁では、対局相手のことをあまり意識しません。(日本人なのか外人なのかなど)同じように手合割も意識せずに打つことがあり、終局になって「あっ!逆込みだった!」ってことがよくあります。いっそのこと二子局の方が最初から置石を意識するので、私としては打ちやすく思います。これは、私だけの感覚かもしれませんが・・・
持ち時間について
パンダネットの公式によると
パンダネットの対局中の持ち時間ルールは大きく分けて「パンダネット方式」「秒読み方式」「打ち切り方式」の3種類がございます。
とありますが、通常レーティング対局では、ほぼ100%の方がパンダネット方式を採用しております。
パンダネット方式:通常レーティング対局:持ち時間1分、秒読み25手10分
最初に持ち時間が1分あり、それを使い切りますと、10分以内に25手着手しなければなりません。10分以内に25手を打てなければ、時間切れ負けとなります。
25手を打ち終わりますとまた次の10分をもらえます。そして、また、10分以内に25手を着手することとなります。
最初の持ち時間1分にはあまり意味はありませんが、月例大会のルールは、持ち時間10分の25手15分以内となっております。
他ネット碁では、持ち時間が切れると一手30秒、考慮時間3回まで等の秒読み方式ルールが一般的かと思います。
25手10分は、単純計算だと一手24秒となりますが、パンダネット方式は、勝負所で時間を集中して使えますので、秒読み方式より時間に余裕があるように思えます。これも私だけの感覚かもしれませんが・・・
以上、「手合割」と「持ち時間」の2つが パンダネットでの対局の大きな特徴となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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