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今回は、「秀行先生百名局より第8局」をご紹介いたします。
黒:藤沢秀行、白:前田陳爾
「秀行 百名局」の第8局より
黒:藤沢秀行(先相先)、白:前田陳爾
大手合、1951年9月19日、20日、日本棋院にて
前田陳爾先生は、本因坊秀哉名人の門下です。
詰碁を毎日1問作られていたとあります。
「詰碁の神さま」と呼ばれていました。
本因坊を連覇してたころの高川格先生を「たぬき」とあだ名したのが、前田陳爾先生でした。
私は、前田先生の棋書である、ゴ・スーパーブックスの「ハメ手入門」を楽しく読んだ記憶があります。
コミはありません。コミがない場合のAIの一手(無料のAIソフト)よる黒一手目の評価値は、黒6.5目リードでした。6.5目の上下で形勢を判断したいと思います。
序盤は互角:白26まで
棋譜再生
序盤は互角
上図の最終手の白26大斜かけまでのAIの一手の評価値は、黒6.5目リードですから、開始から全くの互角の形勢だと言えます。
白66まで
人間とAI
白64(C9)は、白Aが急務との坂田栄男先生のコメントがあります。
また、黒65(N9)が絶好点と高尾紳路先生の解説があります。
AIの一手(無料のAIソフト)は、黒65を悪手と評価し、黒a(P9)または、黒b(P11)を示していました。
白66(N7)は必死の突入です。との高尾九段の解説がありますが、AIの一手(無料のAIソフト)は、白66を悪手と評価し、白イ(F17)を示し、形勢は互角としています。
人間とAIの微妙なズレが面白いです。
人間は見た目を評価しがちなのかも知れません。
実戦図、白128(M8)まで
棋譜再生
白128(M8)のアタリは、当然の一手に思えますが、AIの一手は、「敗着」マイナス9.8目と評価しました。
下図がAIの一手の参考図となります。
AIの一手の参考図
白1とこちらの脱出を防ぎます。
以下、黒12まで必死のコウ争いとなりますが、評価は、これで白が4目リードとありました。
最後は、秀行先生が白石をすべて召し取ってしまいました。
この碁は147手まで打たれ、黒番の藤沢秀行先生の中押し勝ちとなっております。
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