


置碁の白の常套戦術
テーマ図

テーマ図
置碁でありそうな白のなめた戦法です。
今、白が上辺の黒にボウシしたところです。
黒は勝ちに徹して、へたれ戦法を発動し、この一子を見捨てることも可能です。
しかし、それで勝利を得ても、棋力のプラスにはなりません。
置碁の黒番は、勝ち負けより、もっと大切なことを学ぶ機会なのです。
それは、序盤のうちに置石のパワーを最大限に活用する術を学ぶことにあります。
戦線拡大の白10キリ
黒1のカタツキから黒5と白の頭をタタキ、この黒さんは互先感覚で堂々の戦いぶりです。
白さんもここで、白10とキリ、乱戦模様に持ちこもうと必死であります。
黒さんは、ここでひよってはいけません。
力いっぱい戦い抜きましょう。
二眼出来そうな白
白はここで取られたら、投了ですから、生きるために、二眼作りに必死であります。
さて、今白22とハネられたところです。
黒番です。
次の一手はいかに。
1子を取られたくない黒
一子を取られることを拒み、黒23と打たれる方が多数いらっしゃると思われます。
私も一子を取られると眼ができると思い、黒23と打ちました。
これは大失敗です。
オキの手筋
この黒さんは強いです。
反撃のパンチの黒23です。これは、オキの手筋であります。
この手筋を打てれば高段者といえるでしょう。
二目にして捨てよ
次がアタリですから、白24はこの一手です。
そこで、黒25と二目にして捨てるのが好手です。
白26と当然のように取られますが、次の黒の手はいかに?
眼取りの好手黒27
黒27のホウリコミが狙いの一手でありました。
眼取りの好手です。
これで、白は白旗であります。
白旗の証明図
白28には、黒29と二目して捨てれば、ここは1眼しかできません。
お見事です。
こうまで見事に仕留められたら、どちらが黒かわからないですね。
置碁の黒の戦い方のお手本でした。
花見コウ
白もこの序盤で全滅では即投了となりますので、白28とコウでがんばるところでしょう。
しかし、これは黒の「花見コウ」です。
黒はこのコウに負けても痛くもかゆくもありません。
コウを譲っても序盤で他を連打することができれば、30目を軽く超える利益を得ることでしょう。
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