第48期棋聖戦第4局(2024年2月9日)

2024/02/09

01.タイトル戦

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こんにちは。こんばんは。

ご訪問いただきありがとうございます。

管理人の柿門です。(。・(エ)・。)ノ

今回は、「第48期棋聖戦第4局2日目」をご紹介いたします。


第48期棋聖戦第4局2日目

一力 遼(棋聖)に井山 裕太(王座)が挑戦する第48期棋聖戦七番勝負の第4局が2月8日、9日の両日に宮城県仙台市「宮城県知事公館」で行われました。

昨年(2023年)も両者によるタイトル戦は、数多く行われました。

当ブログにおいても、本因坊戦、碁聖戦、阿含桐山杯などをご紹介しております。

現在の日本囲碁界において、最強のお二人の対決が2024年最初に棋聖戦という囲碁界最高のタイトルを賭けて行われております。

第1局は、一力さんが難局を制し、中押し勝ちを収めております。

第2局は、井山さんが中盤からのリードを保ち、中押し勝ちを収めております。

第3局は、一力さんが中盤で抜け出し、中押し勝ちを収めております。

現在、一力さん2勝、井山さん1勝です。


一力 遼さんのご紹介

一力遼さんは1997年生まれの26才。

一力遼、芝野虎丸、許家元のお三方は「令和三羽烏」と呼ばれておりますが、現在では一力さんが1歩リードといったところでしょうか。

棋聖、本因坊、天元、碁聖、阿含桐山杯、竜星戦、NHK杯など、数々のタイトルを獲得し、総タイトル獲得数は現在21と日本囲碁史に残る大棋士となりました。

また、新聞社「河北新報社」の創業家が一力家であり、一力さんは名門の家だとのことです。

一力遼さんのお父さんが現在の社長で、社主のおじいさんから5才のとき囲碁の手ほどきを受けたとのことです。


井山 裕太さんのご紹介

井山裕太さんは1989年生まれの34才。

20才で名人位についてからは、破竹の快進撃を続け、井山1強時代を築きました。

日本囲碁史上初の七冠(棋聖、名人、本因坊、王座、天元、碁聖、十段)独占を2度も達成しております。

また、年間グランドスラム(その年の七大タイトルをすべて独占)という快挙も達成し遂げております。

日本囲碁史に燦然と輝く記録であることは、間違いありません。

一時代を築いた井山さんでありますが、30才を超え、現在は、令和三羽ガラス等、新時代の挑戦者から、必死の防戦を繰り広げております。

井山さんは5才のときにテレビゲームで囲碁を覚えたとのことです。


アンケート総投票数は9票

先に実施した投票アンケート(応援するのはどっち?)の結果をお知らせいたします。

投票総数:9票

一力 遼さんを応援:4票(44.4%)

井山裕太さんを応援:3票(33.3%)

どちらもがんばれ!:2票(22.3%)

ご投票していただいたみなさま、ありがとうございました。


勝負飯

(10時のおやつ)

一力さん
喜久水庵の「喜久福」とオレンジジュース

井山さん

ホットコーヒーのみ

五条先生が呪術廻戦初登場時に、仙台銘菓の喜久水庵「喜久福」を持参しておりました。
一力さんは、朝はオレンジジュース、井山さんはホットコーヒーのみが多いですね。
(お昼ごはん)

一力さん

仙台せりそば、いなりずし、野菜の煮物、焼き魚、香の物

井山さん

ナポリタン

一力さんの食事メニューは写真で見られたのですが、井山さんのナポリタンは見ることができませんでした。残念。

(3時のおやつ)

一力さん

フルーツの盛り合わせ。

井山さん

フルーツの盛り合わせ。

いつもの鉄板メニューであるフルーツ盛り合わせでした。


黒:一力遼、白:井山裕太

主催:読売新聞社

特別協賛:サントリーホールディングス

優勝賞金:4,300万円

持ち時間:各8時間

2024年2月8日、9日、仙台市「宮城県知事公館」にて

第48期棋聖戦七番勝負第4局

黒:一力 遼(棋聖)、白:井山裕太(王座)

持ち時間は各8時間、1日目の消費時間は、黒番の一力棋聖が4時間30分、白番の井山王座が3時間30分でした。1時間の差がありました。


切断されたらどうするの?

封じ手に対する絶芸の参考図

棋譜解説図(数字、記号入り)

封じ手に対する絶芸の参考図

封じ手は、白1でした。全員外れました。

実戦の進行は、白1に対して、黒4。そして、白2でした。

絶芸は、白1に利かず、黒2に先着しました。

以下、図のような進行を示しましたが、白が切断にきたらどうするのでしょう?

この進行で黒59.3%と評価値の上では逆転していました。


踏み込み鋭い井山さん

実戦図:白106まで


実戦図:白106まで

どの手をとっても次元が高く、私には理解できません。

そして、白106!

井山さんは踏み込みますね。


白の構想通りの進行か

実戦図:白118まで


実戦図:白118まで

私にはさっぱりですが、井山さんは構想通りの進行なのでしょう。

黒115とアテた手が評価値を落とし、白94%となりました。


絶芸は中央を大事に

黒115の絶芸の参考図

棋譜解説図(数字、記号入り)

黒115の絶芸の参考図

絶芸は黒1を利かして、黒3と真ん中を意識しました。

左上黒も大きく見えるのですが、この進行で黒20%ですので、まだまだヨセ勝負といえるでしょう。


井山さんのの名局か

実戦図:黒149まで


実戦図:黒149まで

黒149は中央を囲い、大きな手に見えますが、負けを早めました。

この手では、絶芸はAと黒2子を助ける手を示しておりました。

この碁は、166手まで打たれ、白番の井山さんの中押し勝ちとなっております。

とても、レベルの高い碁で、井山さんの名局といえると思います。

これで対戦成績は2勝2敗の五分となりました。

次回の第5局は、2月15日、16日に千葉県勝浦市「三日月シーパークホテル勝浦」で行われます。楽しみですね。


  • 総譜は、こちらより、つぶや棋譜2 Viewerで、ご確認ください。
  • 手順は、図の左下にある青文字の「棋譜再生」でご覧いただけます。
  • つぶや棋譜2 Viewer左上にある「自動再生」にチェックで再生致します。
  • つぶや棋譜2 Viewer碁盤の下にある「NUM」で手順が表示されます。

  • 最後までご覧いただき、ありがとうございました。
    よろしかったら、ご感想などをコメントでお聞かせください。



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