柳原咲輝さん12才

2023/05/27

01.タイトル戦

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柳原咲輝さんは、令和5年度の女流特別採用推薦で入段しました。

咲輝さんは3歳の時、両親から囲碁の手ほどきを受け、5歳くらいからプロになりたいと家族や周囲に話していたといいます。

現在は都内にある洪清泉四段の道場で修業をしており、藤沢里菜女流本因坊や一力遼棋聖、芝野虎丸名人らが洪道場の先輩となります。

咲輝さんのあこがれの棋士は現在、世界一の女流棋士と言われ、男性のトップ棋士とも互角に戦える崔精(チェ・ジョン)九段で、目標は世界で戦える棋士になることだそうです。

2023年5月25日に行われた第79期本因坊戦予選Cの対局を見てみましょう。お相手は実力者である小松英樹九段です。さすがに荷が重いです。


(黒:柳原咲輝 初段 白:小松英樹 九段)

棋譜解説(数字、記号入り)


右下隅での折衝を先手で切り上げ、黒49にまわり好調な滑り出しです。


棋譜解説(数字、記号入り)


上図の最終の黒105(K6)が若干、評価値を下げました。ここは右辺の白の攻めにまわりたいです。S9辺りでいかがでしょうか。

しかし、下げたとはいっても互角の形勢に戻ったくらいです。勝負はここからです。


棋譜解説(数字、記号入り)

囲碁棋譜COMの勝率グラフで見ると黒171くらいから黒の評価値が落ちていき、白に形勢が傾いていったようです。右上隅R2が大きいのかもしれませんが私の棋力では判断できません。この碁は261手まで打たれ、白の5.5目勝ちとなっております。

負けたとはいえ、お相手が小松英樹九段ですから大健闘と言って良いかと思います。今後の成長が楽しみであります。


総譜を外部リンクいたしましたので、そちらで終局までご確認ください

つぶや棋譜2 Viewer左上にある自動再生にチェックを入れますと再生致します。

最後までご覧いただきありがとうございました。




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囲碁とは黒と白が交互に打って、自分の陣地の大きさを競うゲームであります。碁盤の目は361あり、黒白交互に打つと10の360乗ものパターンがあり、無限の世界と言われております。また、囲碁は、礼節を重んじ、礼に始まり礼に終わる競技でもあります。私はネット碁を楽しんでおりますが、ネット碁のおかげで囲碁は世界中に広まり、世界中で楽しまれるようになりました。囲碁に国境はありません。そんな囲碁の魅力や楽しさを少しでも伝えることができればと考えております。

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