熱戦譜、第49期名人戦リーグより(井山裕太、富士田明彦)

2023/06/03

06.名局鑑賞

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第49期名人戦リーグ 黒:富士田明彦(七段) 対 白:井山裕太(本因坊)

昨日(2023年6月2日)行われた内容が濃い熱戦譜です。


棋譜解説図(数字、記号入り)


左下隅、A2に白が放りこんで、黒が取り返し、白1(222手目)と打った局面です。ここまで、絶芸(最強の囲碁AI)の評価値は、黒65.1%で、ほぼ互角の進行(半目勝負)です。


棋譜解説図(数字、記号入り)


ここで、絶芸(最強の囲碁AI)が示した変化図は、上図の通りです。(白3、黒6、白9)はコウを取り返しています。私の推測にはなりますが、黒2とツイでコウをがんばるってことなのでしょう。(注:絶芸の変化図は10手までしか示してくれません。)


棋譜解説図(数字、記号入り)


しかし、実戦の進行は、黒2と少し謝ってのコウ争いとなりました。(白5、黒8,白11)はコウを取り返しています。黒2と打った局面での絶芸(最強の囲碁AI)の評価値は、白92.3%となりました。(それでも結果は、2.5目勝ちです。)

これも私の推測にはなりますが、ほぼ半目勝負の状況であったため、黒2が少しだけ温かったのではないでしょうか。白13と取り、右上隅で、また、コウ争いが始まりました。

この碁は302手まで打たれ、白番の井山裕太(本因坊)の2目半勝ちとなっております。


総譜は外部リンクいたしましたので、そちらで終局までご確認ください。

つぶや棋譜2 Viewer左上にある自動再生にチェックを入れますと再生致します。

最後までご覧いただきありがとうございました。




(。・(エ)・。)ノ

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囲碁とは黒と白が交互に打って、自分の陣地の大きさを競うゲームであります。碁盤の目は361あり、黒白交互に打つと10の360乗ものパターンがあり、無限の世界と言われております。また、囲碁は、礼節を重んじ、礼に始まり礼に終わる競技でもあります。私はネット碁を楽しんでおりますが、ネット碁のおかげで囲碁は世界中に広まり、世界中で楽しまれるようになりました。囲碁に国境はありません。そんな囲碁の魅力や楽しさを少しでも伝えることができればと考えております。

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