第49期名人戦リーグ 黒:富士田明彦(七段) 対 白:井山裕太(本因坊)
昨日(2023年6月2日)行われた内容が濃い熱戦譜です。
左下隅、A2に白が放りこんで、黒が取り返し、白1(222手目)と打った局面です。ここまで、絶芸(最強の囲碁AI)の評価値は、黒65.1%で、ほぼ互角の進行(半目勝負)です。
ここで、絶芸(最強の囲碁AI)が示した変化図は、上図の通りです。(白3、黒6、白9)はコウを取り返しています。私の推測にはなりますが、黒2とツイでコウをがんばるってことなのでしょう。(注:絶芸の変化図は10手までしか示してくれません。)
しかし、実戦の進行は、黒2と少し謝ってのコウ争いとなりました。(白5、黒8,白11)はコウを取り返しています。黒2と打った局面での絶芸(最強の囲碁AI)の評価値は、白92.3%となりました。(それでも結果は、2.5目勝ちです。)
これも私の推測にはなりますが、ほぼ半目勝負の状況であったため、黒2が少しだけ温かったのではないでしょうか。白13と取り、右上隅で、また、コウ争いが始まりました。
この碁は302手まで打たれ、白番の井山裕太(本因坊)の2目半勝ちとなっております。
総譜は外部リンクいたしましたので、そちらで終局までご確認ください。
つぶや棋譜2 Viewer左上にある自動再生にチェックを入れますと再生致します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
(。・(エ)・。)ノ
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