*初めにお断り
初めにお断りしておきますが、囲碁の本は、有名作家の小説にようにベストセラーになることはありません。
購買層が限られておりますので、出版してしばらくすると絶版になってしまいます。
ゆえに、ここでご紹介した棋書もすでに書店の店頭にはないかもしれません。
その点はご了承をお願いいたします。
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「石の形の崩し方・整え方」著:山田規三生(マイコミ囲碁ブックス)
より、序章に紹介されていた「攻めの名局」をご紹介いたします。
藤沢朋斎(庫之助)vs呉清源
黒:藤沢朋斎(庫之助)対 白:呉清源(第一次十番碁第6局)
以下、山田規三生九段の解説です。
以下、山田規三生九段の解説です。
狙いは白10子
アタリ(黒L7)に対して白▲(L6)とツナいだ局面です。
この時点で図のように眼形のない白石△が10子あります。
まず、この白石の形を崩します。
この時点で図のように眼形のない白石△が10子あります。
まず、この白石の形を崩します。
割り込みの好手
黒1、3、そして黒5と割り込んだのがうまいです。
これで、白の形が崩れました。
続いて黒9とノゾキも白に眼形を与えないための常用手段です。
黒11となったとき白は、アキ三角の愚形をしいられています。
これで、白の形が崩れました。
続いて黒9とノゾキも白に眼形を与えないための常用手段です。
黒11となったとき白は、アキ三角の愚形をしいられています。
攻めの効果
黒15が眼形をうばう凄い手です。
このような筋が見えるようになると戦いがぐっと楽に、楽しくなります。
白20のキリから白28と逃げるしかありません。その間に黒は29のノビまでと白3子を腹中におさめる事ができました。
このもうけが、攻めの効果といえるのです。
黒31とキカシ、先手で中央を強化しました。
次の黒33がまた急所をついています。
白の大石は生きていないので、右上の白と連絡するしかありません。
白の大石は生きていないので、右上の白と連絡するしかありません。
白34、36と命からがら逃げ切りましたが、黒は37と黒△2子を連れ帰ることができました。
これが攻めの効果です。
この碁は248手まで打たれ、黒番、藤沢朋斎九段の3目勝ち(コミ無し)となっております。
総譜は、こちらより、つぶや棋譜2 Viewerで、ご確認ください。
つぶや棋譜2 Viewer左上にある自動再生にチェックで再生致します。
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