*隅のマガリ四目
黒死の理由
このままの形で黒死の理由をご説明いたします。
一見するとセキのように見えますが、白からは、いつでもコウを仕掛けることができます。しかし、黒からは、打開する手段がありません。
(黒から打つとすぐに取られてしまい、後続手段はありません。)
つまり白は、黒からのコウダテを全てつぶして、コウを仕掛ければ、確実に黒を取ることができます。
このように一方的に白が有利な条件でありますので、この状態で黒死という考え方であります。
それでは、具体的に見ていきましょう。
(左図:隅のマガリ四目、4種類)
すべて、「隅の曲がり四目」です。この状態で、ルール上、黒死です。
(棋譜再生しませんので、ご注意を。)
黒にはないが白にはある後続手段
(右図:白からの後続手段)
右上隅の手順を「棋譜再生」でご覧ください。
白からは、白1とわざと取らせる手段があります。
白4子は取られますが、白3と急所に打ちます。
次に3目ナカデがありますので、黒4は、しかたがないです。
白は取り返して、白取り番の本コウとなります。
くり返しになりますが、このように白からはコウの手段がありますが、黒からは、何も手出しができません。
白が一方的に有利な条件であるため、曲がり四目の形ができた局面で、白の勝ち、黒死とルールで決められております。
ただし、外側を囲っている白が取られるようなことがあれば、この限りではありません。
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