小目への小ゲイマカカリに対して
右上隅をご覧ください。
黒の小目に対して、白が小ゲイマカカリした局面です。
いろいろな手が考えられるところです。現代だと左上下の三々入りやカカリが普通ですか。
しかし、ここは定石の紹介の場なので、右上隅の黒の受けにしぼります。
秀策のコスミ
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黒1が秀策のコスミです。
一路下の小ゲイマ受けもありますが、ケイマはツケコシを常に狙われます。
簡明さからいえば、秀策のコスミ一択であります。
私は小目に小ゲイマかかりされた時は、ウマシカのひとつ覚えで秀策のコスミしか打ちません。
昭和の時代、コミが導入されて以降、この秀策コスミは、コミ碁の時代では、足が遅く少し甘いとの評価でした。ヒカルの碁でもそういう考え方が描かれていました。
AIが打ち始めたことにより、秀策のコスミは現代に蘇りました。
白:小ゲイマ受け
すぐには、打ちませんが、黒からは、Aのコスミツケが根拠の要点となります。
白はタツくらいですから、黒は下がって実利を得ます。
白からはBのスベリが根拠の要点となります。
白黒お互いに打つ時期の見極めが大切になります。
ちなみにこの出入りは20目と言われています。
白:二間ビラキ
ここでひと段落で、他の大場にまわる方が多いと思いますが、黒が続けて打つとしたら、右図になります。
白:三間ビラキ
私は、二間よりこの三間ビラキの方が好きでよく打っています。
残念ながらこれはまだ、未知数なので紹介までに止めておきます。
(白の三間ビラキに対して打ち込み)
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(左図)
シチョウが良ければ、黒7と守らずに黒8と逃げ出す手もあるそうですが現局面ではシチョウは黒が悪いです。
(右図)
普通は、この形では、黒ハネだすのですが、今回は簡明さを求め、またキカシとみて黒5のヒラキを推奨したいと思います。
白がもう一手かけるのは本手ですが、少々遅れているような気がしますので、黒に不満はないかと思います。
結論として、小目への小ゲイマカカリに対しては、秀策のコスミ一択といたします。
ある程度、経験を重ねた後にケイマ受けやハサミを覚えるのが良いかと思います。
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