こんにちは。こんばんは。
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管理人の柿門です。(。・(エ)・。)ノ
今回は、「第71期王座戦第4局」をご紹介いたします。
第71期王座戦五番勝負の第4局が本日(2023年11月30日)午前10時より、山梨県甲府市「常磐ホテル」で行われました。
井山裕太王座に挑戦するのは、余 正麒(よ せいき)八段。
余 正麒さんは、台湾生まれの今年で28才です。
主な戦績として、関西棋院第一位決定戦6連覇があげられます。
タイトル戦への挑戦は、今回が5回目、王座戦挑戦は、3回目となります。
そろそろ、初タイトルがあってもおかしくない戦績です。
対する井山さんは王座のタイトルを通算で8期保持しており、現在2連覇中であります。
井山さんは、日本の囲碁の歴史において最強の棋士のひとりであります。
第2局は、半目を争う名局となり、接戦を余正麒さんが制しました。
挑戦者の余正麒さんの2勝1敗で迎えたこの第4局。
タイトル奪取なるか、最終戦までもつれ込むか。
アンケート総得票数は11票
先に実施した投票アンケート(応援するのはどっち?)の結果をお知らせいたします。
投票総数:11票
井山裕太王座を応援:7票(63.6%)
余 正麒八段を応援:1票( 9.1%)
どちらもがんばれ!:3票(27.3%)
ご投票していただいた皆様、ありがとうございました。
黒:井山裕太、白:余正麒
堂々の現代布石
白22ですが、アマチュアの我々は「弱い石から動く」の基本を忠実に守った方が良いと思います。
次図は絶芸(最強のAI)の参考図です。
基本は弱い石から動く
絶芸は白22と弱い石から動きました。
黒23がぶっ飛んでますね。そして黒25となると、なるほどと思います。
白26は急所のようです。実戦の黒21で、絶芸はこの26を示しておりました。
白28は急所のようです。実戦の白16で。絶芸はこの28を示しておりました。
第一ラウンド終了
白44と頭を出したところで、黒45と上辺に構えました。
第一ランド終了といったところですか。
形勢は互角です。
名局の予感が致します。
上辺白のサバキが焦点
黒69と攻め、白は上辺に弱い石が2つあります。
私であれば、この弱い白石をさばく自信はありません。
ここまで、白は地を稼いでおり、形勢は白が70%と若干リードしております。
難解すぎる局面
白90が約52%評価値を落とし、一気に黒に形勢が傾きました。
その前の黒89を絶芸はその右(M15)を示しておりました。
どうやらここに隙が生じたようです。
絶芸の参考図も難解
絶芸は、白90のキリから黒99までを示しました。
難しい戦いです。
私には理解できませんが、この進行で白71%の評価値であります。
白辛い生きとなった
白94が評価値を落としたので、敗着かもしれません。
アマチュアには何がなにやら分からないところなのですが、真ん中の白石は死ぬことはないのですが、その後、とても辛い生きになり、上辺の白4子を取る手が残ったようです。
この碁は、167手まで打たれ、黒の井山王座の中押し勝ちとなっております。
これで両者2勝2敗となり、最終の第5局を迎えることとなりました。
最終決戦の第5局は、12月8日、神奈川県秦野市「陣屋」にて行われます。
楽しみですね。
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大切に読ませていただきます。