棄権負け（2025年1月23日）

黒番：柯潔さん（中国）、白番：卞相壹さん（韓国）

今現在詳細が不明ですので、うまくお伝え出来ません。

昨日の第２局で、柯潔さんが反則負けとなりました。

同じ過ちを柯潔さんがやったようです。すなわち、アゲハマを碁笥のふたの上に置かなかったようです。

審判は、柯潔さんに二目のペナルティの判定をしたようですが、柯潔さんの言い分は、判定するのであれば、即座にするべきで、時間が経過しすぎている。卞相壹さんに考える時間を与えているのではないかとの主張のようです。

約30分にわたり続いた審判との議論の末、柯九段は判定を受け入れず、対局再開を拒否し、途中棄権となったとありました。

つぶや棋譜２では、棄権の項目がなかったので、中押しにしています。また、野狐囲碁でも白中押し勝ちと表示されていました。

どちらにしても、囲碁史上、もっとも後味の悪い決勝戦となってしまったことは、残念でなりません。

対岸の火事とせず、日本でも、ルールの徹底を今一度、しっかりと、見直してほしいものです。

韓国の新ルールについて

韓国では昨年11月に新ルールとしていろいろと改善されているようで、マナーに厳しくなっています。

• 石を押しながら（ずらしながら）て打ってはだめ
• 石が升目からずれて、時計を押したらだめ
• 取った石は決められたところに保管
• 時計を止めて石を取ってはだめ

韓国棋院はこのルールを中国囲碁協会に事前に通知しており、今回の決勝前にも改めて説明をしていたとのことです。

日本人だと、アゲハマをふたに入れることは入門時に教わるものです。当然といえば当然のことでありますので、他のところに置くことなど考えたこともないと思われます。