こんにちは。こんばんは。
ご訪問いただきありがとうございます。
管理人の柿門です。(。・(エ)・。)ノ
今回は、「第63期十段戦本戦トーナメント決勝戦(2025年1月30日)
こんにちは。こんばんは。ご訪問いただきありがとうございます。
管理人の柿門です。(。・(エ)・。)ノ
今回は、「第63期 大和ハウス杯 十段戦 本戦トーナメント決勝戦(2025年1月30日)」をご紹介いたします。
【「今日の格言」と「漢字の読み方」】
中盤戦に関する格言「利かした石は捨ててよい」
漢字の読み方「弁える」(わきまえる):「べんえる」ではありません。
物事の違いを見分ける。区別する。 物事の道理をよく知っている。心得ている。つぐなう。弁償する。
第63期十段戦挑戦者決定戦
第62期十段戦は井山裕太さんが芝野虎丸さんを3勝2敗で破り十段位を奪取いたしました。
井山さんへの挑戦権を争う第63期大和ハウス杯十段戦挑戦者決定トーナメント戦の決勝戦が、昨日(2025年1月30日)行われました。
第63期 大和ハウス杯 十段戦
主催:産経新聞社、日本棋院、関西棋院
特別協賛:大和ハウス工業株式会社
優勝賞金:700万円
持ち時間:各3時間
20名によるトーナメント戦、優勝者が挑戦手合五番勝負に出場
黒:芝野虎丸、白:許家元
黒:芝野虎丸(九段)、白:許家元(九段)
実戦図:黒17まで
棋譜再生
実戦図:黒17まで
黒は星と小目、白は二連星の布石で始まりました。
黒9と両ガカリです。
この両ガカリは、アマチュアの実戦でも頻出の形ですね。
みなさんも、どう受けるものか、どの定石を選択するのか、いつも悩まれると思われます。
この碁形ではの条件付きですが、白10、12のツケノビから黒17の一間トビまで、絶芸先生と一致しております。
とくに、黒17の一間に構える形は、覚えておいて損はないと思います。
ツギ方で変わる評価値
実戦図:白54まで
棋譜再生
実戦図:白54まで
白26の二段バネから、白28と左上隅の黒に迫ります。
この攻めはカッコイイです。ここで白が主導権を取りました。
黒39に白40は、人間には自然です。
この白40で、絶芸先生は、48の固ツギを示しました。
なんと!実戦の白40と48固ツギとでは、評価値で14%もの違いがありました。
囲碁って難しいですね。
白54までの絶芸の評価値は、黒22%となっております。
黒は、露骨に左上白を狙っていますね。
最終決戦場は下辺
実戦図:黒99まで
棋譜再生
実戦図:黒99まで
かって、若手売り出し中の木谷門下である、加藤正夫、石田芳夫、武宮正樹のお三方を木谷三羽烏(きたに さんば がらす)と称しました。
時は変わり、一力遼、芝野虎丸、許家元のお三方を令和三羽烏(れいわ さんば がらす)と称し、令和の時代の活躍が期待されました。
今現在の結果では、一力遼さんが、芝野虎丸さんに二馬身のリード、許家元さんは芝野さんに、また二馬身遅れている状況となっています。
三羽烏(さんばがらす)とは、集団においてとくにすぐれた3人を指す言葉ですから、芝野さん、許家元さんが早く一力さんに追いつくことを期待しております。
そういう意味で、この対局はどうも、許家元さんを応援してしまいます。
白98で二眼の生き。
黒99ツケから、最後の戦いとなります。黒99までの絶芸(最強AI)の評価値は、白53.2%であり、全くの互角の勝負を繰り広げております。
白204が評価値を落とす
最後は下辺での戦いとなりました。
黒199までの評価値は、黒10.0%
白200までの評価値は、白71.8%
白202までの評価値は、白59.5%
白204までの評価値は、黒94.9%
白204が大きく評価値を下げてしまいました。
最後の敗着は、白228(白2%)で、ここでは、230(白33.3%)と下をハネるのがよかったようです。
絶芸先生の参考図
実戦白204の絶芸の参考図:白1~黒10
実戦白204の絶芸の参考図:白1~黒10
実戦の白204では、絶芸は上図の白1を示しました。
以下、黒10まで。
この参考図で、白58.9%ですから、まだまだ、半目勝負が続くことになります。
この碁は、241手まで打たれ、黒番の芝野さんの中押し勝ちとなっております。
芝野虎丸さんが、十段戦の挑戦者となり、井山さんにリターンマッチを挑むこととなりました。
注目の十段戦五番勝負の第一局は2025年3月3日に昨年と同じく、大阪府東大阪市「大阪商業大学」で行われます。
楽しみですね。
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