【「今日の格言」と「漢字の読み方」】
中盤戦に関する格言「一方石は死なず」
漢字の読み方「会釈」（えしゃく）：「かいしゃく」ではありません。
軽く頭を下げて挨拶すること。
購買層が限られておりますので、出版してしばらくすると絶版になってしまいます。
ゆえに、ここでご紹介した棋書もすでに書店の店頭にはないかもしれません。
その点はご了承をお願いいたします。
ひと目の定石 やさしい問題で基礎体力アップ （マイコミ囲碁文庫シリーズ） [ 趙治勲 ]
著者：趙治勲 発行者：中川信行 発行所：株式会社毎日コミュニケーションズ
|
|
 令和版 囲碁 ひと目の定石 (囲碁人文庫) |
まえがき（要約）
囲碁は自由なゲームなのでどこに打っても構いません。
しかし自由すぎるのも困りもので、初心者のうちはどう打っていいか見当もつかないかもしれません。
そんな皆さんに序盤の打ち方の指針を示してくれるのが「定石」です。
本書では、どうしても覚えていただきたい定石だけを厳選しました。
第２章と 第５章では、基本的な定石が一覧になって並んでいます。
手順を丸暗記するのではなく、一手一手の意味を考えながら理解してください。
その上で第３章と第６章を読み定石の使い方を理解すれば、序盤の力が飛躍的にアップするでしょう
2009年8月
趙 治勲本書の構成
本書の構成
序 章：定石の考え方
第１章：星の定石（26題）
第２章：星の定石一覧（1～20）
第３章：星の定石選択（24題）
第４章：小目の定石（36題）
第５章：小目の定石一覧（1～30）
第６章：小目の定石選択（22題）
第７章：未完成の定石を探せ（27題）
ルールを覚えたばかりだと19路盤は、広くてそれこそどこに打っていいのかわからないと思います。
まえがにある「序盤の打ち方の指針を示してくれるのが「定石」」
この考え方は、私にはなかったもので、なるほどと感心致しました。
趙治勲先生のひとめシリーズは、名作である「ひと目の詰碁」から始まりました。
本書の「ひとめの定石」の他「ひとめの布石」「ひと目のヨセ」「ひとめの手筋」「ひと目の総合問題
」「ひと目の攻めと守り
」「ひと目のコウ 」「ひと目の攻め合い
」「ひと目の急所 」と数があります。
どれも入門からの次の大事なステップへの大きな手助けとなることは間違いありません。
何度も繰り返しこの問題集を解くことにより、一桁級へのランクアップ、そして初段までのバイブルとなることでしょう。
序章：定石の考え方
棋譜再生
本書より
囲碁は、どこから打っても構いません。気の向くままに好きなところに打ってください。
天元に打っても大丈夫です。この後を立派に打てば、十分に戦えるでしょう。
ほとんどの場合は「１に空き隅」の格言に従い、隅から打ちます。初手は黒１の星や、小目が無難です。
白４までと空き隅を占めました。
この後は「２にシマリ（カカリ）」の格言どおり、黒５のシマリなどが一般的です。
星へのカカリは、白６のケイマガカリが一般的。
相手がカカってきたら、黒７などと受けることになります。
このときが、定石の出番となります。
黒７から白10までのように、昔から研究され、良いとされている打ち筋を「定石」といいます。
右上の形は、お互いが根拠を確保し、攻められない格好をしています。序盤では、自分の石を連絡させ、しっかり治まりましょう。
第３章：定石の選択
定石の選び方
棋譜再生
どの定石を選ぶかによって一局の命運が左右します。
白１に対して、受けるのか、ハサむのか考えてみましょう。
左上隅をご覧ください。
黒の切っ先が突き出ています。そして、この黒は強い石です。
強い石の周辺は、勝ちが低いです。
よって、上辺の価値は低いです。
右下隅をご覧ください。
小ゲイマシマリに二間ビラキがありますので、発展性のある右辺の価値は高いです。
このように盤面を見渡して状況判断をすることにより、次の一手を判断します。
正解図
正解図：黒６まで
棋譜再生
正解図：黒６まで
黒２のハサミには、白３と三々に入られてしまいます。
以下、白11までとなると、右辺の模様が消えてしまいました。
また、上辺は発展性に乏しいため、黒２のハサミは失敗です。
失敗図２
右辺を大切に黒４とこちらから、押さえてみました。
黒は素晴らしい外勢を得ましたが、タイミング良く白15とワリウチされると、せっかくの外勢が働かなくなりました。
(｡･(ｴ)･｡)ﾉ↓ランキング参加中、ポチ応援をいただけると励みになります。
 マイナビ 天頂の囲碁7 Zen(対応OS:その他) 目安在庫=△ |
 基本布石事典（下巻）新版 星、小目、その他 [ 依田紀基 ] |
 ヒカルの囲碁入門 ヒカルと初段になろう！ [ 石倉昇 ] |
 ひと目の詰碁 （マイナビ囲碁文庫） [ 趙治勲 ] |
.png)
こんばんは ☆彡
返信削除「棋書の紹介その64（ひとめの定石）」を拝読しました。
会釈をします。いつもありがとうございます。 (*^-^*)
Ounaさま、いつもコメントをありがとうございます。
削除_(._.)_