




こんにちは。こんばんは。
ご訪問いただきありがとうございます。
管理人の柿門です。(。・(エ)・。)ノ
今回は、「第49期 棋聖戦 七番勝負 第4局(2025年2月13日)」をご紹介いたします。
49th Kiseisen Seventh Match Game 4 (February 13, 2025)
【「今日の格言」と「漢字の読み方」】
有名格言「中地を囲うな」
漢字の読み方「微睡む」(まどろむ):「ほほえむ」ではありません。
少しの間うとうとする。眠る。寝入る。
第49期 棋聖戦 第4局
一力 遼(棋聖)に井山 裕太(王座)が挑戦する第49期棋聖戦七番勝負の第4局が2月12日、13日の両日に静岡県熱海市「熱海後楽園ホテル」で行われました。
私は、会社の行事で何度かここ、「熱海後楽園ホテル」を訪れたことがあります。大宴会場があります。
2025年1月末現在、囲碁界の七大タイトルは、この両者で二分されております。
一力 遼さん(棋聖、名人、天元、本因坊)
井山 裕太さん(王座、碁聖、十段)
そして、この囲碁界最高のタイトルである「棋聖戦」は、一力さんが現在、三連覇中であり、それ以前は、井山さんが九連覇しておりました。
現在の日本囲碁界において、最強のお二人の対決が2025年最初に棋聖戦という囲碁界最高のタイトルを賭けて行われます。
とてもムネワクでございます。
両者は昨年の棋聖戦でも激突しており、4勝3敗の戦績で、一力さんが棋聖のタイトル三連覇を成し遂げました。
なんと!見事に交互にならんでますね。(。・(エ)・。)ノ
世紀の大決戦
棋聖戦は、囲碁の七大タイトルのひとつであります。七大タイトル以外のNHK杯や新人王戦なども「タイトル」でありますので、タイトル数には含まれることになります。
七大タイトルの序列は次のとおりです。
1位:棋聖(4300万円、二日制、七番勝負、持ち時間各8時間)
2位:名人(3000万円、二日制、七番勝負、持ち時間各8時間)
3位:王座(1400万円、五番勝負、持ち時間各3時間)
4位:天元(1300万円、五番勝負、持ち時間各3時間)
5位:本因坊(850万円、五番勝負、持ち時間各3時間)
6位:碁聖(800万円、五番勝負、持ち時間各4時間)
7位:十段(700万円、五番勝負、持ち時間各3時間)
2025年1月末現在の七大タイトルの保持者は次の2名であります。
一力 遼 (棋聖、名人、天元、本因坊)
井山 裕太(王座、碁聖、十段)
お二人で七大タイトルを分け合っております。
この四冠と三冠の頂上決戦は、史上初だとのこと。
いわゆる「世紀の大決戦」であります。
もっともっと、世間の注目を集めたいものです。
アンケート総得票は6票
先に実施した投票アンケート(応援するのはどっち?)の結果をお知らせいたします。
得票総数:6票
一力 遼さんを応援:1票(16.7%)
井山裕太さんを応援:1票(16.7%)
どちらもがんばれ!:4票(66.6%)
目標の10票が遠いです。もっとがんばらないと票は伸びませんね。
応援をしてくださった皆さま、心より感謝申し上げます。
ひつじさん一力さんは、悲願の世界一になりました。そして現在四冠です。今年は、全冠制覇の一力時代を目指して欲しいものです。
黒:井山裕太、白:一力遼
主催:読売新聞社、日本棋院、関西棋院
特別協賛:サントリーホールディングス
優勝賞金:4,300万円
持ち時間:各8時間
1日目の消費時間:一力さんが3時間50分、井山さんが4時間10分でした。
静岡県熱海市「熱海後楽園ホテル」にて
黒:井山裕太、白:一力 遼
黒19まで、四隅でそれぞれ定石形ができました。
定石の新旧はおいといて、昭和の布石のようで、アマチュア的には安心感があります。
厳しかったツケコシ
黒41のツケコシが厳しかったです。
その前の白40では、このツケコシを防ぐ手の方が良かったようです。
絶芸先生の参考図
白40の絶芸の参考図:白1~黒10まで

白40の絶芸の参考図:白1~黒10まで
絶芸先生は、黒からのツケコシを防ぎました。
この図と続く実戦手順との違いは、見た目では、ほとんど変わりません。
一力さん、井山さんレベルの碁は、プロ棋士を含めて、ほとんどの方が理解することはできません。
そのレベルとAIとの差ですからね。私に分かろうはずがありません。
しいて言えば、左上隅への黒からの利きのありなしですか。
利きのありなしが、勝負の行方を左右するのかもしれません。
1日目終了
実戦図:白112まで
棋譜再生1日目は、一力さんが白112を打ったところで終了いたしました。
1日目の消費時間は、白番の一力さんが3時間50分、井山さんが4時間10分でした。
第3局までは、一力さんがすべて封じていたので、この局は井山さんが、封じる気満々だったとのことです。
ここまで、解説人が黒良しとされていたので、黒の優勢がはっきりとしているようです。
ちなみに、絶芸先生の評価値は、黒85.7%であります。
封じ手予想を一応しておきます。
封じ手予想

封じ手予想
高尾紳路先生:「A」
村川大介九段「B、C、D」
絶芸先生:「C」
封じ手は「A」

封じ手は「A」
黒番の井山さんの封じ手は、黒113(A)でした。
続く白番の一力さんが打った手は、白114(C)でした。
「A」は、高尾先生の予想の手。
「C」は、村川大介九段と絶芸先生の予想の手でした。
黒113までの絶芸の評価値は、白49.4%となりました。
形勢互角となりました。
今シリーズは序盤で井山さんが優勢になるも、一力さんが中盤で互角にもどす展開が続いております。
2日目午前の部終了
実戦図:黒143まで
実戦図:黒143まで
黒143まで12時となり、お昼ごはん休憩となりました。
中央での白黒の大石の眼がはっきりとせず、難しい戦いとなっております。
右辺の黒模様が自然と消滅していき、右辺が白地になりそうな勢いとなりました。
黒143までの絶芸(最強AI)の形勢判断は、白79.1%となっております。
時を巻き戻して、黒115と白の進出を止めましたが、116と中央への進出を止め、かつ、中央の黒石の補強を図る方がよかったようです。
ちなみに、おひるご飯は、一力さんは、天ぷらそば。井山さんは、海鮮丼でした。
一力さんのポカ
黒167からコウ争いが始まりました。
白168のノゾキが利かなかったことの心の乱れからかここから、少しずつ差が縮まってきます。
白174までの評価値が、黒51.2%となり、ここで形勢不明となりました。
黒199のコウダテまでの評価値は、白20.9%でした。
ここで白はコウを解消するチャンスだったようです。
白200までの評価値が黒90.4%となり、黒が優勢となりました。
しかし、形勢は二転三転します。
黒207のカケツギでまたまた評価値がひっくり返り、白59.7%の評価値となりました。しかし次の白208で今度は、黒の59.7%
白210までの評価値は、黒59.4%
黒211とツギ、コウを解消し、大フリカワリとなりました。
黒211までの評価値は、白71.9%の評価値となりました。
黒235まで白80.2%。
白236では、単に二目トリが正解でした。
この白236で評価値が黒に傾き、黒84.6%となり再度の逆転です。
白236は、一力さんとしては珍しいポカといえるでしょう。
この碁は、316手まで打たれ黒番の井山さんの4目半勝ちとなっております。
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大切に読ませていただきます。