こんにちは。こんばんは。
ご訪問いただきありがとうございます。
管理人の柿門です。(。・(エ)・。)ノ
今回は、「第49期 棋聖戦 七番勝負 第2局(2025年1月26日)」をご紹介いたします。
49th Kiseisen 7th match 2nd game (January 26, 2025)【「今日の格言」と「漢字の読み方」】
中盤戦に関する格言「自陣に追い込むな」
漢字の読み方「続柄」(つづきがら):「ぞくがら」ではありません。続柄とは父、母、夫、妻といった、親族としての関係のことです。
第49期 棋聖戦 第2局
一力 遼(棋聖)に井山 裕太(王座)が挑戦する第49期棋聖戦七番勝負の第2局が1月25日、26日の両日に栃木県日光市「日光千姫物語」で行われました。
日光千姫物語さまでは、昨年の第48期棋聖戦第3局も行われており、囲碁界が大変お世話になっている旅館であります。
2024年12月末現在、囲碁界の七大タイトルは、この両者で二分されております。
一力 遼さん(棋聖、名人、天元、本因坊)
井山 裕太さん(王座、碁聖、十段)
そして、この囲碁界最高のタイトルである「棋聖戦」は、一力さんが現在、三連覇中であり、それ以前は、井山さんが九連覇しておりました。
現在の日本囲碁界において、最強のお二人の対決が2025年最初に棋聖戦という囲碁界最高のタイトルを賭けて行われます。
とてもムネワクでございます。
【前夜祭での両対局者のコメント】
一力さん「熱烈な歓迎をうれしく思います」
井山さん「ほかにはない雰囲気の前夜祭でありがたい」
両者は昨年の棋聖戦でも激突しており、4勝3敗の戦績で、一力さんが棋聖のタイトル三連覇を成し遂げました。
七大タイトルの保持者
棋聖戦は、囲碁の七大タイトルのひとつであります。七大タイトル以外のNHK杯や新人王戦なども「タイトル」でありますので、タイトル数には含まれることになります。
七大タイトルの序列は次のとおりです。
1位:棋聖(4300万円、二日制、七番勝負、持ち時間各8時間)
2位:名人(3000万円、二日制、七番勝負、持ち時間各8時間)
3位:王座(1400万円、五番勝負、持ち時間各3時間)
4位:天元(1300万円、五番勝負、持ち時間各3時間)
5位:本因坊(850万円、五番勝負、持ち時間各3時間)
6位:碁聖(800万円、五番勝負、持ち時間各4時間)
7位:十段(700万円、五番勝負、持ち時間各3時間)
2024年12月末現在の七大タイトルの保持者は次の2名であります。
一力 遼 (棋聖、名人、天元、本因坊)
井山 裕太(王座、碁聖、十段)
お二人で七大タイトルを分け合っております。
アンケート総得票は6票
先に実施した投票アンケート(応援するのはどっち?)の結果をお知らせいたします。
得票総数:6票
井山裕太さんを応援:1票(16.7%)
芝野虎丸さんを応援:2票(33.3%)
どちらもがんばれ!:3票(50.0%)
目標の10票が遠いです。もっとがんばらないと票は伸びませんね。
ご投票をしていただいた皆さま、ありがとうございました。
一力さんは、悲願の世界一になりました。そして現在四冠です。今年は、全冠制覇の一力時代を目指して欲しいものです。
黒:井山裕太、白:一力遼
主催:読売新聞社、日本棋院、関西棋院
特別協賛:サントリーホールディングス
優勝賞金:4,300万円
持ち時間:各8時間のうち、一日目の消費時間は、一力さん:4時間04分、井山さん:3時間56分
栃木県日光市「日光千姫物語」にて
黒:井山裕太、白:一力 遼
封じ手は白88
封じ手は、白88アテでした。
私をのぞいて、みな正解でした。
一力さんは、白90を決めて、白92としっかりと生きました。
しかし、後手生きですから、これは相当につらい生きです。
解説では、周囲の黒が強くなると、これでも白死まであるとのことでした。
超難解な激戦
実戦図:白132まで
実戦図:白132まで
日本最強のお二人の激闘が続いております。
四冠と三冠の激突ですからね。
詳しくはわかりませんが、史上初めてじゃないのかしら?
あるとすれば、趙治勲先生と小林光一先生の時代ですか。
とにかく、難しい死活がからんでいますので、我々アマチュアはやさしい解説がないとさっぱり、分かりません。解説付きでも、理解できるかどうか怪しいところであります。
今回は、土日に開催ということで、普段、見られない方でも、生で観戦する絶好のチャンスでした。
しかし、ほとんどが、静かな対局中継のみでした。
生中継だけで視聴率が取れるわけがありません。視聴率を取ろうという気概が伝わってきません。解説の時間が圧倒的に短すぎます。
お二人の対局中継を観戦できるだけでも、昔から考えると、大きな改善ではありますが、最高峰の激闘をファンに魅せる(伝える)という意味では、ものすごく残念でたまりません。
長時間の解説が難しいというのであれば、複数人交代での解説もありだと思います。
観戦者のほとんどが、理解不能な高度な着手ばかりですから、それをかみ砕いて、丁寧に伝えて欲しいと思うのは私だけではないと思われます。
最高峰のタイトル戦である、棋聖戦七番勝負の生中継を視聴者に魅せる(伝える)手筋を駆使して、番組作りを工夫してほしいと切に願います。
白112の出に対して、黒は手を抜き、黒113と左上隅の白を攻めに行きました。
黒123でやっと押さえました。白124とキリを入れ、白130まで打って、黒131とまた、左上隅の白を攻めにいきました。
左上隅の黒は、一手いれれば生きですが、それを手抜いて黒131です。
もう、神様たちの碁は、レベルが高すぎます。
白132が絶芸の評価値を落としました。
絶芸は、白132では、J18のハネダシを示していました。
この後も超難解な激闘は続きます。
一力さんの読み切り
白158の切断は、とても大きな手です。
上辺一帯が白地化してしまいました。
いわゆる勝ちました宣言です。
黒145で評価値が白に傾きました。黒147の二目トリで、評価値が白約88%となりましたので、黒147が敗着かもしれません。
とにかく、難しい碁でした。
最強のお二人の対局ですから、理解がついていけないプロ棋士もいらっしゃるかと思われます。
その後、左下隅の白も生きてしまいましたので、投了は止む負えませんでした。
この碁は、190手まで打たれ、白番の一力さんの中押し勝ちとなっております。
これで、シリーズの対戦成績は、1勝1敗の五分となりました。
注目の第3局は、2月5日、6日に宮城県仙台市「宮城県知事公館」で行われます。
楽しみですね。
(。・(エ)・。)ノ↓ランキング参加中、ポチ応援をいただけると励みになります。
マイナビ 天頂の囲碁7 Zen(対応OS:その他) 目安在庫=△ |
基本布石事典(下巻)新版 星、小目、その他 [ 依田紀基 ] |
ヒカルの囲碁入門 ヒカルと初段になろう! [ 石倉昇 ] |
ひと目の詰碁 (マイナビ囲碁文庫) [ 趙治勲 ] |
0 件のコメント:
コメントを投稿
コメントありがとうございます。
大切に読ませていただきます。